木の魅力を最大限に引き出し、快適な住まいづくりを目指す岩田さんは、家が持つ意味まで深く追求されています。
「家族や地域をもっと元気にする家づくり」「愛される子供を育む家づくり」「住まいがいかに生活や環境に影響するのか」などなど、
岩田さんならではの視点から語っていただきました。

住宅専業の会社をやりたくて

お客さんに「自分たちのために考えられた家」を

「住む人が幸せになる」という視点で、私は家づくりをやっています。
プロとして言いたいのは、「家の本来の目的は家族の幸せですよ」ということです。
誰でも自分の人生を成功させたいとか、幸せになりたいと願っているものでしょう?その点において家の影響力って非常に大きいんです。
そもそも「家ってなんなのか」というと、豊かに暮らすための道具なんですよ。ですので「家を作ること自体」が最終目標ではないはずなんです。
とにかく家が欲しいという方は建売にいきがちだけど、それは非常にもったいない話だと思います。
極端な例えですが「雨風しのげればよい家」と「自分たちのために考えられた家」に暮らすことを較べたら、価値そのものが違うから。
ではそのためにどうするかというのが、私たち建築に携わる者の使命なんだと思います。

OBのお客さんのお宅へ僕が行くと、みんな嬉しそうに迎えてくれるんですよ。お嫁さんに「この人がいつもお話ししている岩田さんよ」なんて紹介してくださったり(笑)。
そういう人間関係を作ることが大切だと思っています。
「一緒に家を作り上げた同志」というような関係になれるのは嬉しいものです。

ずっと取り組んできたからこそ

家族関係を良くする間取りを考える

良い家族関係を作ることが、社会に出て良いコミュニケーションをとることにつながると考えています。コミュニケーション能力は住んでいる環境、つまり家に大きく影響されるのです。
特に子育て世代のお客様には、「コミュニケーション能力が高く」「自分の目標を持てる子供」を、どう育てるのかということをお話しします。
その場合は「キッチンを司令塔とした、子供を見守る空間作り」が一つの指針ですね。

もちろん、いかに良い夫婦関係を作るかも重要です。「二人が一緒にいる空間」と「一人になれる空間」を作ることを考えます。
いずれにしても、いかにして「家の中で心を落ちつけられる」か、「家族との距離感を築くか」は大切な問題です。家族の適度な気配を感じて暮らすことは、外での良い人間環境を作ることへ非常にプラス作用を及ぼします。
「寒い」「暑い」「空気が淀んでいる」という環境では、内でも外でも良い関係は作れません。家族の距離は間取りによってある程度作れるので、そのお客様の家族形態に合わせてしっかり打ち合わせをすることが肝心です。

いかに質の高い空気を提供するか

住み人を幸せにする心地よさを提供

毎日楽しく生きて、行き着く先に「自分の人生幸せだったな」と思えることが重要です。そのためにはやはり、住環境が及ぼす影響って大きいんですよ。
睡眠一つとってもそうです。快適かそうでないかは、大きな違いです。

毎日元気に過ごすためには、毎日ぐっすり眠れなければいけない。淀んだ空気の中では、健やかに生きることは難しいんです。統計的にも暖かいところで暮らしている方のほうが、活発に行動しているというデータもあります。実は幼稚園の調査でも、寒暖差で病欠率が変わっているそうです。
体感温度と室温は違うのをご存知でしょうか。
体感温度というのは空気の温度と床や壁の温度の平均値で決まるので、室温が暖かくても床が冷たいと不快に感じてしまいます。人間の温度センサーは手首足首にあるため、足元を温めていかに部屋の上下間の温度差をなくしていくかが大切です。
つまり、温熱環境を整えてあげるということ。体感温度が一年を通じて安定しているのが、大切なポイントですね。

うちではそこを、「心地よさ」の基準にしています。良い例なのが、うちのお客様はスリッパ履かないんですよ(笑)。男性なら靴下も脱いじゃう。
基本はTシャツ短パンで過ごしていらっしゃいます。それで十分なのは、体感温度と空気の温度を21〜2度で保っているからです。もしうまくバランスがとれていないと、着込むことで体温調節しようとすることになります。外からお客様を迎えると、特にその違いを実感していただけます。
だからこそ、紹介受注が多いのかもしれませんね。

いかに質の高い空気を提供するか

家族関係を良くする間取りを考える

良い家族関係を作ることが、社会に出て良いコミュニケーションをとることにつながると考えています。コミュニケーション能力は住んでいる環境、つまり家に大きく影響されるのです。
特に子育て世代のお客様には、「コミュニケーション能力が高く」「自分の目標を持てる子供」を、どう育てるのかということをお話しします。
その場合は「キッチンを司令塔とした、子供を見守る空間作り」が一つの指針ですね。

もちろん、いかに良い夫婦関係を作るかも重要です。「二人が一緒にいる空間」と「一人になれる空間」を作ることを考えます。
いずれにしても、いかにして「家の中で心を落ちつけられる」か、「家族との距離感を築くか」は大切な問題です。家族の適度な気配を感じて暮らすことは、外での良い人間環境を作ることへ非常にプラス作用を及ぼします。

「寒い」「暑い」「空気が淀んでいる」という環境では、内でも外でも良い関係は作れません。家族の距離は間取りによってある程度作れるので、そのお客様の家族形態に合わせてしっかり打ち合わせをすることが肝心です。

しかしワックスを塗装するだけでも、熱伝導率が違ってきます。

触っていただくと、はっきり分かるくらいです。床が冷たいという状態は、人間にとって不快なものです。足元が暖かい方がよく眠れます。
しかもワックスであれば、例えば汚れたらサンドペーパーで削って塗り直せばいいだけです。
対して塗料は、表面に皮膜を作ってしまいます。さらに合板だと傷ついたらどうしようもないので、年月が経つと如実に差がでます。さらに本物の木と合板では「触った感じ」が全く違います。

一般の工務店は作業効率がいいので、合板を勧めがちです。その場合、知識がないと選ぶ余地もないでしょう。でもどっちがいいかといったら、「気持ちのいい方」が良いですよね。
あるお客様のおばあちゃんなんかは、「ヒノキの床にしてから、ぐっすり眠れる」とおっしゃっています。

共感しあえる職人さんと一緒に作り上げる

木によって手触り足触りの柔らかさが違ったりするので、ヒノキ以外にもパイン材やクリ材なども揃えてあります。
天然の木材は、養生テープだけでも日焼けで色が変わるくらいデリケートな素材です。そこらへんをわかってくれている職人さんが必要ですね。

うちの職人さんは、付き合いが長いですよ。20年以上続けてくれている方ばかりで、長い方では50数年になります。
左官の職人さんも、前の親方の代からの付き合いです。「いいもの作りたい」というこだわりに共感してくれている方が、うちの仕事を最優先してくれています。
手間はかかるのですが、やはり湿気や活性化の話を考えると木の床が一番です。

しかし、それだけではまだ足りません。断熱材をちゃんといれてこそ、初めて達成される快適さなんです。そのためにも腕の良い職人さんは必須です。
こうした住環境でこそ、子育てしていただければと願っています。

地元の素材を生かし地球にも優しい未来に

省エネ住宅というのは大きく言えば、エネルギーの使用量を少なくして二酸化炭素を減らし、地球を良くしていこうということです。
国は2020年から断熱材の義務化を進めていますが、現在業界も二手に別れています。「期限までは別にいいじゃん」という業者と、「その時に適合しない家はだめだ」という良心的な業者さんです。

僕が日頃おつきあいしている仲間は、ちゃんと意識して仕事をしています。
もちろんうちでは、基準以上のことを昔からやっています。日本人の幸せのためには、どういう家が大切かということを考えれば当然のことです。そういう人たちが活躍してくれると、地域が良くなり、地域の職人さんたちも潤い、またお客様に仕事で還元できます。
木材にしても、できるだけ地元に近い場所で育った木を使いたいですね。
こうした流れを、地域で循環させていきたいです。

一宮市は子育て支援もしていますので、若い世代も多く移り住んできています。しかも名古屋駅まで電車で10分です。だから今は、土地が出にくくなっている状態ですね。
そしてこれからも、一宮の土地は価値が上がるだろうと予想しています。
さらに将来は、環境省もレポートを出していますが「二酸化炭素税」の導入も近いと思われます。つまり、「家の作りによって税金が変わってくる」時代がくるということです。

だからこそ今、この地域でこだわった家づくりを続けてきた私たちのような工務店に注目していただけたら思います。
家づくりを通して、ご家族と地域と地球を元気にしたていきたいですね。



社名

株式会社いわいハウジング vol.2

住所〒491-0844 愛知県一宮市八町通2丁目4番地
TEL0586-71-3800 FAX:0586-71-3801
営業時間8:00~18:00(定休日:日曜祝祭日)
URLhttp://www.iwaihousing.com