元々は美容師だったという堀社長。だからこそ心地良い空間づくりにはこだわりが強いのかもしれません。将来の夢もお聞きしました。

株式会社東伸産業

うちの強みは、いい土地を持っているということですね。父が昔から分譲を手掛けていたので、土地を仕入れることに関しては情報が早く入ってきます。土地はなかなか表には出てこなくて水面下で取引されることが多いのですが、そうなるとやっぱり地元で長くやってきた父が築いてくれた信用や、横のつながりのおかげで早く情報が入ってくるんです。
 
会社ですから、2棟分とか10棟分とか大きい土地でも購入出来て、分けて売れるというのは強みですよね。現在も、尾張旭市の印場に12区画分の土地を購入しました。
一般の方がいい土地を見つけることは難しいですが、こうしたいい土地を提供できることがお客様へのサービスにもなると思っています。

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お客様のターゲットはハッキリとしています。35歳の杉浦ケンタロウさん。もちろん架空の人物ですが、その人物像は明確で、A4に2~3枚イメージを書いてあります。例えば、こういう趣味で、休みの日はこんなことをしてるとか、こういう芸能人が好きでとかまで(笑)。タイムスケジュールまで全部作ってターゲティングしているんです。
 
もちろん、その人だけに売るだけではなく、その周りにいる人たちにも買って頂けるので、35歳から40歳代くらい、アラフォー世代ですね。
どういう人をターゲットにして、どういうものを世の中に出していきたいかを明確にしたかったんです。

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「木の香の家」というブランドを掲げていますが、柱と土台は東濃檜です。
そのヒノキの森を実際に見に行くツアーも年に2回開催しています。
東白川の森のツアーは年に2回あって、OB客さん用と、これから家を建てられる方用の2回にわけて行きます。東白川には製材所がいっぱいありますが、製材所さんの中でトップブランドのものを使っているんです。何が違うかっていうと、例えば、曲がっている木をまっすぐに製材すれば、曲がっている木もまっすぐになります。でもそういうことを一切せずに、ちゃんとまっすぐできれいな柱しか仕入れないというこだわりの製材所さんなんです。そこに出会うことが出来たので、価格はそれなりなんですけれど、一生住む家ですし、いいものを使った方がいいという思い、杉浦ケンタロウさんならこれで家を建てたいと思うだろうということで使わせてもらっています。
 
その製材所さんは、ものすごい真面目に事業に取り組まれていて、ツアーに行くと、バスに乗車してくださりずっと熱く語ってくれるんです。それだけ想いがあるんですよね。
 
一生に一回の家ですから、やっぱりいいものを使ってほしいという願いはお客様の中にもあると思いますから、私たちがそういうものをちゃんと提供しているということを知って頂けるということもあって行っています。建ててしまえば見えなくなる土台にもちゃんとこだわっていることが理解してもらえますね。

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「木の香の家通信」を作って、これまで当社で建てて頂いたお客様への訪問をスタッフ全員で行っています。年に4回の訪問活動なんですけど、これを持っていくということで常に顔を出すわけです。
 
木の家というのは少しメンテナンスが要るというか、例えば、季節によって建てつけが悪くなったりとかありますが、わざわざ呼ぶまでもない。そんな時に、こちらから出向いて、もちろん有料なものもありますが、簡単にその場でパパッと直せるものもあるので、そういうものはサッと直してあげられるといいなと思って始めました。家を建てて頂くと一生のお付き合いになりますから。

お客様も工務店を選ばれるわけですが、こちらも選ばせて頂きます。木の家はメンテナンスが大切ですので、ずっとお付き合いしたいと思って、買われる方を選びます。一生お付き合いできる関係、結婚ではないですけど、それに近いイメージで、お客様と付き合うようにしています。
 
例えば、こんなの聞いてないとか、ものすごく細かい方とかいらっしゃるじゃないですか。自然素材を手作りするわけですから、工業製品のようにはいきません。ですから、それを良しとして購入して頂ける方にしか売ることはできないのです。結婚みたいなものだと先ほどもお伝えしましたが、一生のお付き合いをさせて頂きたいので、ということです。
 
だから、地域も限定しています。注文住宅で、お客様が土地を用意して依頼される場合もあるので、車で1時間以内ならお受けしますけど、本当は30分以内にしておきたいですね。何かあってもサッと行ってあげられるように。
 
私が最初に打ち合わせして家を造ってもらった方とは、今でも家に遊びに行ってご飯を頂いたり、私が昨年家を建てた時に、家に遊びきてもらって家族ぐるみでお付き合いさせて頂いたりと、そういうお客様も数名いらっしゃいます。友達とは違いますが、そういう深い関係にお客さんとなれるといいなと思います。
 
「長久手とか尾張旭で家を建てるなら東伸産業でしょ」と思って頂けるようなブランディングをしていきたいです。

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将来は雑貨とかカフェとかもやれるといいなと思ってます。例えば当社のことが気になっていても、工務店のドアを叩きにくいという方もいらっしゃるようなので、入りやすい雰囲気にしたいと思ったんです。
 
それに、家づくりを通して、健康でいられる環境を整備してあげたいという思いがあります。たぶん父が病気で亡くなっているので、住むところも大事ですが、食というのも大切だと思っています。ですから、カフェなのかレストランなのか、それをやる前に農家もやりたいですね。自分のところで採れた野菜を提供する、いわば六次産業。長久手の方に行くと田んぼや畑が放置してあるところもあります。シルバーの方々、定年退職された方を雇ったり、知的障害者の方を雇ったりできると、雇用も生まれて、地域貢献ができるじゃないでしょうか。
 
でも、調べるとそういうことやってるところは意外とあるので、人がやってることはもうやりたくないので、もう少し違う形でやろうかとと思ったり(笑)。
 
例えば、東京に行くとものすごくお洒落な店があって、街中なのに庭があって、外のテラスで食事ができたりとか。元々は美容師なので、そういう洗練されたものは居心地がよくて好きなんですよね。長久手の田舎であそこのカフェちょっとヤバイみたいな、そういうものをやれるといいなと思ってますけどね。

東伸産業の売り物は、家づくりにとどまらず「ライフスタイルの提案」。
スタッフも社長も役割で動いているので、チーム東伸産業としてお客様を喜ばせたいと考えています。
家づくりへのこだわりや分譲地の情報は、株式会社東伸産業のホームページをご覧になってください。

社名

株式会社東伸産業

住所〒488-0072 愛知県尾張旭市新居町諏訪南1278-17
TEL0561-52-1717
URLhttp://kinokanoie.com