冨田建設株式会社

―冨田建設の成り立ちを教えてください

私のひいおじいさんが、大正2年に大阪府で地元の船大工としてスタートし、今年で創業106年の会社になります。
創業当時から人柄や技術力を買っていただき、大手しか受けれないようなお仕事もいただいていたと聞いてきます。
私が入社したのは大学卒業後、冨田建設に籍を置きつつ出向という形で大型福祉施設の現場監督をやらせていただきました。
あまり知識がないまま現場監督を任されていたので会社の名に恥じないように業務をするよう意識する毎日でした。

―若くして社長になられて大変でしたか？

正直な話、不思議と戸惑いはありませんでしたね(笑)
私が3代目の父から7年前に会社を受け継ぎ、現在は14名の社員とともに日々切磋琢磨しながら仕事に従事させてもらっています。
小学校の作文には「将来社長になる！」と書いていた記憶はありますが、まさかその社長に自分がなるとは全く思いませんでした。
ただ、先代から受け継いでいる会社の信用や技術力をしっかりと守りつつ、今後も家づくりを通じて『満足』『感動』を実現させようと行動しています。

―家づくりで大事なことは何ですか？

『どう暮らしていきたいか？』というお客様自身の気持ちが一番大事だといます。土地選びであったり、お金を最低限に使うポイントなど、家づくりの前に決めないといけないことはたくさんあります。
結婚・出産・お子様の成長など、そのご家族によってきっかけは様々ですが、いずれもお客様にとっての「人生の大きな分岐点」であることは間違いありません。その先に夢や希望がいっぱい待っているのですから、事前準備は万全の状態にしておきたいですよね？
では、「いざ家を建てよう！」となった時に、まず何をすべきなのか。
そのお手伝いをするために、私たちは『後悔しないための賢い家づくり勉強会』というのを毎月開いております。
そこで日本の住宅の実情や、家を建てる前のプランニングの話をし、価値観を共有することで、お客様と同じ方向に向かって家づくりができるようサポートさせてもらっています。
注文住宅は、「建てること」ではなく、「そこで暮らすこと」が目的です。
ご家族の未来のために、ぜひ私たちにお手伝いをさせてください！

―どのようなことに気をつけて家を作っていますか？

見た目だけでなく、住む人にとって暮らしやすく、より機能的なデザインをすることを一番に心がけていますね。
どんなにデザインが良くても使い勝手が悪ければ良い家とは言えません。
「機能性＝お金がかかる」ということではなく、ちょっとした工夫やアイデアを形にできることであり、私たちはその手間を惜しみません！
例えば、光熱費を多く使うご家族の場合は、高性能の家にすむと毎月の費用が抑えられるということであったり、見えないお客様の暮らしに寄り添うデザイン＋機能性をご提案しています。

―入社当時からそのような考えはあったのですか？

私が学生時代の先生に、『デザインとは機能性があってのデザイン』と教えられて以来、常に考えていることですね。
頭にはずっとその意識を置いていて、客観的な目線で仕事をするようにしています。
教えていただいた大学の先生に感謝ですね。

―今後どういう工務店でありたいですか？

今も昔と変わらずお客様に、家づくりに、正直に向き合っていく地元の工務店でありたいと思いますね。
106年の歴史の中で培った、冨田建設にしかできない家づくりのノウハウを生かしながら、時代の変化に合わせつつ「冨田さんに頼んで良かった！」と30年後にも言っていただけたらそれが一番の幸せですね(笑)
ただし、そのためにはお客様との信頼関係が不可欠です。
私たちは何事も包み隠さず公開し、常に「正直」であり続けています。
そしてお客様にも「正直」に全ての思いをぶつけて欲しいと願っています。