地震が起きた時どのくらいの耐震等級だったら助かるの?

こんにちは、だんだんと春めいてきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか、ぽえぽえくまです。
少し前に、主人と一緒に消防署へ救命講座を受けに行ってきました。全部で10名程の参加者の中、どこの誰かも知らない方々と救命について学び、一緒に実践し、有意義な3時間を過ごしてきました。その中で、やはり多くの方々にこういった講習を受けてもらいたいと思われた方も多く、少しでも多くの方が救命の知識を持っていれば、助かる方も多くなると感じました。

消防署で無料で開催しているものもありますし、団体向けに頼めば講習も開いてくれるそうなので、機会がありましたら是非、受けてみてください。

地震が起きた時どのくらいの耐震等級だったら助かるの?

冒頭でお話しした救命講習を受けたのは、防災士の資格を取りたかったからです。なぜ防災士の資格を取りたいかというと、もし、地震などの大型災害に見舞われたとき、自分に何ができるのかを考えたからでした。
しかし、地震が原因で亡くなる方の多くは倒壊した家屋などの下敷きになって亡くなる「圧死」が多いです。

耐震等級1は一般的な住宅の建築基準ですが、耐震等級1とはどの程度かというと………震度5程度の地震では損傷せず、震度6~7程度の地震では即時倒壊しないくらいのレベルです。1回は持ちこたえて、逃げることはできるけど、2回目以上また大きく揺れれば倒壊してしまうので、そのままそこで住み続けることはできないレベルです。

耐震等級2は、学校や病院などの災害時避難所の建築基準ですが、震度6~7程度の地震でも補修をすれば引き続き住めるレベルといわれています。しかし、熊本の地震の時に耐震等級2の住宅でも何度かの揺れによって1階部分がつぶれてしまった例もあることから、絶対に安心とは言い切れません。
耐震等級3は、消防署・警察署などの防災拠点の建築基準で、震度6~7程度の地震でも軽微な補修で住み続けられるレベルです。熊本の震災の時にも、震源地の益城町には耐震等級3の家が16件あり、そのうち14件が無傷、2件が補修をして住み続けられているという結果が出ています。
防災士の資格を取り、いざという時に備えることは非常に大切なことです。災害時に家族や地域を守れる力を持つために、知識を深めることも重要です。しかし、そもそも住んでいる家が地震で壊れてしまったら、どれほど備えをしていても元も子もありません。

家は私たちの日常を支える基盤であり、災害時には命を守る最後の砦となります。そのため、まずは住まいの安全性を確保することが最優先です。
耐震等級を確認し、必要に応じて耐震補強を検討することは、家族を守るための重要な取り組みです。耐震性の高い住居を選ぶことも安全への投資と言えますが、住宅の耐震性能だけでなく、家具の固定や防災グッズの準備といった日々の小さな工夫も欠かせません。これらの対策が、いざという時に大きな差を生むことがあります。

また、救命講座や防災訓練に参加することも有益です。地域で行われる講座は無料のものもあり、実践的な知識やスキルを身につける良い機会です。こうした取り組みを通じて、自分自身だけでなく、周囲の人々に安心感を提供し、防災意識を共有することができます。防災の備えに「やりすぎ」ということはありません。むしろ、万が一の際には冷静な行動を促し、より多くの命を救う可能性を広げるのです。

このコラムを読んでくださった皆さまも、ぜひご自宅や周囲の防災対策を見直してみてください。家族の安心な未来を築くためには、今日からできることを少しずつ始めることが鍵です。あなたの小さな一歩が、大きな安全への変化をもたらすはずです。住まいの耐震性と日々の備えで、家族の命を守りましょう。
もっといろいろ詳しく知りたいことがあれば、みてみてまでご相談くださいね。

ぽえぽえくまでした。

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事務局スタッフ主婦代表

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