昔から自然災害の怖さを表した言葉に「地震・雷・火事・おやじ」とありますが、私も子供の頃から地震が一番の苦手です。
因みに「おやじ」は威厳のある父親が怖いというオチになっている様にとれますが、元はオオヤジやオオヤマジと読む「大嵐」=「大きい台風」のことなのだそうです。
先日、北海道に大きな被害をもたらしたのも、この恐ろしい自然災害、地震でした。
怖くてとても悲しい出来事でした…。一日も早い復興を願うばかりです。
地震が怖い私は家づくりにおいて耐震性という点も重視しました。
今回はその辺のお話を普通の主婦milkteaがお届けいたします。
安心の耐震設備
さて、わが家が選んだ住宅は木のぬくもりや香りを感じていたいがため、木造住宅のツーバイフォー(2×4)工法の家でした。
木造住宅ではよく耳にすると思うのですが、この工法を簡単に説明しますと、2インチ×4インチの角材を用いて、まず箱のような面を作りその面の組み合わせで建築していくというものです。
例えば一枚の厚紙を組み合わせて箱を作るより、その厚紙で一度薄い箱を作り、その薄い箱を組み合わせて作った箱の方が何倍も丈夫だという事なんですね。勿論、基礎工事の重要性は基本なのですが、木造住宅にすると決めたからには数ある建築工法の中でも耐震性に優れた2×4は魅力的!そして耐震のみならず耐風・耐火的にも強いということでした。
ただ面の組み合わせという工法なので設計段階で多少の制限があり複雑な形状の住宅は望めませんね。そこがデメリットでしょうか……
私たち家族がその家で暮らしたのは5年ほどでしたが、その間に震度3強の地震を体験したことがありました。地震には敏感な私ですがリビングの床に座っていて異変に気付いたのはカタカタ…カタカタと…いう音。リビングのシーリングライトの曇りガラスとアイアン製のふち飾りが揺れて小刻みに当たりあい、カタカタ音を立てていたのでした。
地震の揺れは無いに等しくニュースで震度3強だったと聞いても嘘のようで、この時初めて耐震性住宅のありがたさを実感したわけです。これは15年も前のことになるので、現在ではきっとなおも進化した耐震設備があるのでしょう。そう考えるととても心強い気がします。
嫌な言葉ですが「地震大国日本」に暮らす以上耐震の重要性は必須です。地震以外も防災は大切です。そして万が一被害が及んでしまったら、その後の心のケアーや災害保険などについても見直してみるという必要もあるのではと考えます。
家づくりはどれも楽しい作業です。その中には専門家、言わばその道のプロでなければ出来ない作業も沢山あります。将来何十年と住む家なのですから分からない所はプロにお任せして、家族が安心して暮らせる家づくりをしたいものですね!
written by milktea