ウッドショックって知っていますか?

こんにちは、ぽえぽえくまです。

皆さんは今年のゴールデンウェークは、何をしていましたか?
私は自宅の庭でバーベキューをしました。旦那が衝動買いで「コロナでどこにも行けないなら、ビザ窯買おう!」と我が家に急遽小型のピザ釜が仲間入りしました。

子どもたちはパンピザが好きなので、パン大好きな私は早速パンピザづくりをしました。パンをこねるのって楽しいですよ!ストレス解消にもなります!そして何より発酵したパン生地のふわふわつるっとした感じがかわいいんですよね~。パン作りは子どもも楽しめるので、ぜひ皆さんでやってみてくださいね~。出来上がった時はどんないびつでもうれしいですよ!

ウッドショックって知っていますか?

突然ですが「日本の住宅で使っている木材の自給率」ってどのぐらいだか知っていますか?「日本は山林がこれだけ多いんだからかなり高いでしょ?」とか、「スギやヒノキの花粉がこれだけ飛んでるんだから多いよね」とか、思う人も多いと思いますが、実は現状約30%ぐらいしかないんですよ。

ほとんどが輸入材に頼っている状態なのにもかかわらず、今その輸入材が品薄なうえに高騰してきています。
なんでか?
コロナのせいです。
なんでコロナのせいで輸入材が高騰しているのかというと、ことの発端はアメリカ。
コロナの影響でリモートワークが増え、郊外への移住や一戸建ての重要が高まって、新築やリノベーションが急増。高値で海外も材木を購入し始めたから、日本は今までの値段で材木が輸入できず、材木不足になっています。
材木をほとんど輸入に頼っていたせいで、日本の林業はどんどん衰退してきていて、木を伐採して加工する人も企業も今はほとんどありません。

春や秋に苦しんでいる方も多いと思いますが、スギやヒノキの花粉が増えてきている理由に、それらの木が放置されているからというのがあります。
もともと、材木用に育てられていたであろうスギやヒノキですが、手入れする人がいなくなって放置されると、老木になればなるほど、子孫を増やそうとして花粉をたくさん飛ばしているのです。
世界で材木が高騰していて輸入量が減り、調達に時間を要しつつ材木が高騰し始めていて、今年中には20%以上値上がりすると言われています。

もちろん住宅も値上がりします。
去年書いたお話の中で「サスティナブル」という言葉を書きましたが、木材は長い目で見ると持続可能な材料で、しかもCO2を吸い込んでO2を出してくれるとてもエコなものです。

しかし、日本の住宅はまだまだ安かろう悪かろうで、30年でダメになるような家ばかりです。森林伐採した安い輸入材木で、使い捨ての家を建てている日本の住宅は全く持続可能ではありません。
今回のウッドショックで、住宅業界が受ける打撃は小さくはないでしょう。
しかし、長い目で見ると、住宅というものの本質を考え直すいい機会ではないでしょうか。

日本は使い捨ての文化が浸透し、高い買い物とさえ言われている住宅でさえ、ローンが終わるころにはほぼ価値のないものになってしまっています。使い捨てではなく、本当に必要なものに、必要な対価を払うことが、SDGsの取り組みにつながっていくのではないかということをコロナが教えてくれているのだと、そんな気もしています。

ぽえぽえくまでした。

みてみてオープンハウス事務局

事務局スタッフ主婦代表

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