こんにちは、ぽえぽえくまです。
また、このじめじめした季節がやってまいりましたが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
今年は早めに梅雨が来たようで、観測史上まれに見る早さだとか。気象庁によると、今年の梅雨入りが早いのは上空の偏西風が蛇行し、日本付近で平年より北を流れていることなどが要因らしいです。梅雨入りが早いと梅雨明けも早いのかというとそうでもないらしく、長梅雨になり梅雨明けはかえって遅くなりがちなのだそうですから、洗濯物がなかなか乾かないと主婦のイライラは募りますね。
早梅雨?長梅雨?
そもそも梅雨って何?梅雨のこと、ちゃんと知っていますか?
梅雨は旧暦では5月。「五月雨(さみだれ)」とはこの梅雨の時期の雨を指すものでした。
日本には、四季折々のその季節や移り変わりを表す暦が多くあります。「二十四節気」や「五節句」や「雑節」(ざっせつ)という暦日があります。その中で「入梅(にゅうばい)」は「雑節」のひとつ。
「雑節」とは、主に農作業に深く関わっていて。雑節には「節分」、「お彼岸」、「社日」、「八十八夜」、「入梅」、「半夏生」、「土用」、「二百十日」、「二百二十日」があります。暦の上では「入梅」は6月10日頃が目安とされています。田植えなどの農作業にとっては恵みの雨でもあり、大切な季節でもあるんですね。
例年、「入梅」から「梅雨明け」まで、北海道を除く一帯に長雨が降り、湿度も高くなってじめじめした日が続きます。「梅雨」とは、ちょうど梅の実が熟す頃に雨が降ることからつけられた名前とされていて、木の葉につく「露」をさしたり、物が悪くなったり弱ったりする「ひつゆ」が転じたもの、カビが生えて色々なものが悪くなる時期のため、「黴雨(ばいう)」という、などの諸説もあります。
なぜ、雨が続くのかというと、この時期、東南アジアからの気象状況に影響されて、大陸の冷たい高気圧と太平洋の暖かい空気がぶつかって大気の状態が不安定になり、そこで発生した梅雨前線が停滞するからです。雨の日でも蒸し暑い日と涼しい日があるのは、この2つの気圧の谷の影響のせいです。
雨といえば、私が子どものころはよく「てるてる坊主」を作ったものですが、最近の子たちは作るのでしょうか?
子どもたちが楽しみにしている行事などの前に雨にならないように願いを込めて飾る「てるてる坊主」。梅雨の時期にも軒先やベランダによくみられたものですが、その由来は、手に持ったほうきで雲を払い、晴れの気を呼ぶといわれる、中国の「掃晴娘」とされています(この習慣は今の中国ではもう見られないようですが)。本来は女の子だったのですが、日本では昔から僧侶などが日乞いをしていたため、男性の姿に変化したようです。
梅雨の時期に気を付けること
①湿気対策は万全に!
エアコンや除湿器、扇風機や換気扇を使って、室内の空気を動かして湿気を減らしましょう。洗濯物を室内に干すことも多く、湿度が上がってしまうこの時期、油断するとカビの発生を許してしまいます。湿度がこもりやすい押し入れやクローゼットなどは、扉を開けて扇風機の風をあてるなど工夫してみましょう。ちなみに、住宅に使われる断熱材や壁の素材によっては、家の中の湿気を吸ってくれるものもあります。
②食べ物に要注意
梅雨の季節は食中毒が気になる季節でもありますね。調理器具やキッチンは常に清潔に保ちましょう。調理前は手を消毒する習慣をつけ、冷蔵庫は食材を入れすぎると冷蔵効果が落ちます。また、雑菌効果の高いお酢も活用しましょう。例えば、お弁当。おかずを詰める前にお酢でお弁当箱をさっと拭いて消毒したり、お米を炊くときにお酢を混ぜておくと、傷みにくくなります。お米2合に大さじ1杯弱が目安です。
③体にいい「梅」を食べよう
強い抗菌力を持ち、疲労回復に効果があるクエン酸をたっぷり含んだ梅。梅酒や梅干しは昔から保存食として活用されてきました。現在では、料理はもちろん、はちみつや氷砂糖に漬けたシロップやジャムなどのスイーツも登場するなど、梅を使う保存食のバリエーションも増えています。ちなみに、梅干しを作るときは黄色く熟した梅を使います。
主婦にとっては、このようにジメジメしていて、何かと家事にも気を付けなければいけないことも多い梅雨ですが、コロナ禍で「おうち時間」も増える中、どうせなら快適に過ごしたいですよね。
雨が多く気分も沈みがちですが、お気に入りの傘(私はクラゲの模様の透明傘がお気に入りです♪)やレインコート、長靴(ちょっとお高いですが、いい長靴を買おうか検討中…)などで雨のおしゃれを楽しんだり、梅雨の意味を知り、湿気や食中毒の対策をしたりして、今年の梅雨も乗り切りましょう!!
ぽえぽえくまでした。