土砂災害特別警戒区域に家を建てると補助金が出ない!?

こんにちは、ぽえぽえくまです。

梅雨も明けて毎日蒸し暑いですが、いかがお過ごしでしょうか?
夏休みも始まりましたが、おうちで過ごすのか、どこかへお出かけするのか、迷うところですね。
外で遊ぶなら大丈夫という考えで、川遊びに出かける方も見えるようですが、川は大変危険なところがあります。突然深くなったり、水の流れ方によって渦ができており、その中に巻き込まれると不慣れな方には出てくることが大変困難です。

安易に考えず、大人も子供もライフジャケットを身に着け、遊ぶようにしてください。ライフジャケット装着時も、正しい装着方法を守って、楽しいお休みを過ごしてくださいね。

土砂災害特別警戒区域に家を建てると補助金が出ない!?

土石流で大変な被害がありましたが、被害があった場所だけが特別だと考えですか?
みなさまは、自分が住んでいる区域が土砂災害に絶対に合わないと思っていますか?
「正常性バイアス」という言葉を知っているでしょうか?

主に心理学の用語で、人間が予期しない出来事にあったとき、自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「ありえない」という先入観や偏見が働き、物事を正常の範囲だと自動的に認識する心の働きを指します。
何か起こるたびに反応していると精神的に疲れてしまうので、人の脳はある程度鈍感にできています。しかし、その正常性バイアスが過剰に働きすぎると、生命の危険にさらされているのに「自分は大丈夫」と思って、逃げ遅れの原因になることがあります。

今、自分たちが住んでいる場所、これから家を建てようと考えていて、土地を探している方、その場所が土砂災害特別警戒区域に指定されていないかどうか、一度調べてみてください。
県のホームページなどから、土砂災害警戒マップが調べられると思います。
自分の住んでいるところはどうなのか、これから住もうと思っているところ、その近所や子どもたちの通学路付近、自分の通勤路なども調べてみると良いかもしれません。
意外と近くに危険区域があるかもしれませんよ。
家を建てる際、「警戒区域」では補助金が出ますが、「特別警戒区域」に建てると、どんな素晴らしい家を建てても補助金が出ません。
例えば建売だと、家がすでに建っているところへ見学に行きますよね。それって、元あった地形を知らないっていうことですよね。

私の家の近所でも、「え、こんなところに家を建てるの?!」という場所に建てているのを見ました。断崖絶壁の崖を切り崩して整地し、崖の部分はコンクリで固めていました。もともとの地盤は固いからいいのか、後から調べたらそこは警戒区域にも入っていませんでしたが、崖を切り崩すってなんだか怖い気がします。そしてすでにそこは入居されていて、知らないって怖いなと思った覚えがあります。

建築やさんがちゃんと調べて建てているから大丈夫でしょ、という考えは危険です。
特別警戒区域でも家は建てられるのです。
警戒区域では、危険の周知や警戒避難態勢の整備について求められますが、建物の仕様や建築に対する規制は特にありません。 しかし、土砂災害特別警戒区域で住宅を新築する場合は、建築物の構造が土砂災害を防止・軽減するための基準を満たすものとなっているか、建築確認申請の手続きが必要といった規制はあります。
また、建てるときに指定されていなくても、後から指定される場合もありますし、また、指定が解除される場合もあります。

ですので、定期的にハザードマップで確認するのがいいかもしれませんね。
自然災害の多いこの季節、自分で自分の身を守れるように常日頃からの対策が必要ですね。

ぽえぽえくまでした。

みてみてオープンハウス事務局

事務局スタッフ主婦代表

〒466-0059 愛知県名古屋市昭和区福江3-6-32-7F
http://mitemite-openhouse.jp/about/info