日本は家の中の人間より、冷蔵庫の中の野菜の方が大事に扱われる?!

こんにちは、ぽえぽえくまです。

寒くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒くなってくるとお風呂で温まりたいですよね!
お風呂は、お湯の温度で効果がまったく異なります。
42℃以上の熱い湯では、交感神経が優位な興奮状態になるので、朝しゃっきりしたいときにおすすめです。

また、40℃くらいのぬるめのお湯では副交感神経が優位なリラックスした状態になります。ぬるめのお湯に、全身浴なら10~15分、半身浴であれば20~30分程度つかるとよいですよ。また、入るときに「はあ~」と思いっきりため息をつくことで、体の力が最大限に抜けていきます。お試しあれ!

日本は家の中の人間より、冷蔵庫の中の野菜の方が大事に扱われる?!

日本の冷蔵庫業界は、色々な機能と並んで省エネが進んでいます。
一方、住宅業界では共通の燃費表示がなく、最低基準もない状態。
家の冷蔵庫の調子が悪くなったので冷蔵庫を買おうとネットで調べてみて、改めて驚かされました。

メーカーによって色々な機能や大きさなどが工夫され、各社差別化を図るためにあの手この手の新機能が満載ですが、その中でも特に10年くらい前から出始めた真空断熱材が一般化され、昔と同じ外形寸法のままで大容量化しています。また省エネも非常に進んで、10年前に比べると消費電力は約半分になりました。
ここまでは、まあ知っている方も多いでしょうが、さらにラップなしで鮮度を保つ「真空チルド」や、二酸化炭素濃度を調整する機能が標準装備のものまであるのです。ここ10数年で家電メーカーは、機能と省エネを兼ね備えた機種を次々に開発し展開しています。

自動車ならJC08(国の燃費評価基準)、家電なら冷蔵庫やテレビなどでも共通の年間消費電力消費量が表示されています。消費者は商品の価格差だけではなく、電気代も加味した商品選択が出来るようになっています。ところが日本の住宅は共通の基準や表示がないのです。
ヨーロッパではエネルギーパスという共通の燃費表示が義務付けられていて、新築時だけでなく、中古住宅の売買や、賃貸住宅を借りる時にも共通の基準に則った計算をし、提示することが義務なので、消費者は賢い選択が可能になっています。
住宅は生涯で一番高い買い物です。そして購入後も光熱費やメンテナンスなどラーニングコストも多く掛かります。それなのに住宅には適切な表示がないことに気付いてない方が多いのです。

一般的な住宅が年間に消費するエネルギー量は約75GJだそうです。この単位ではピンとこないと思いますが、自動車と比べると、車の平均燃費と走行距離はそれぞれ13km/L、1万km/年で、自動車が消費する年間の消費エネルギーは約27GJ。ということは、平均を見ると住宅は自動車の3倍のエネルギーを消費することになります。
自動車業界では2009年以降売れ筋のトップ3はプリウス、アクア、フィットハイブリッドがほぼ独占状態。でもいくら自動車を低燃費化しても、1/3でしかないのです。しかも、自動車の平均利用年数は11年、住宅の平均利用年数は最近の住宅なら40年以上あります。
最初に燃費が悪い住宅を買ってしまったツケは40年以上に渡る期間「暑い」「寒い」「高い冷暖房費」という形で住む人にかかってくるのです。

ちゃんとこのことを解っている国では適正な燃費表示があって、また断熱に関する最低基準が設定されています。でも日本では表示の義務もなければ、最低基準もありません。
その結果、日本人は適切な住宅選びができず、生涯にわたり、「暑い」「寒い」「高い冷暖房費」を払い続けることになるのです。
世界中の先進国において、室温に対する最低基準があることが多いです。
その大半が最低室温を18℃~20℃と規定していて、理想的には21℃以上というのが世界の通例で、それどころか特にヨーロッパでは「人権」レベルとして捉えられています。
ところが日本では室温10℃以下も古い住宅では当たり前です。10℃以下というのは高齢者が低体温症を発症する領域で、脳血管疾患、心疾患、高血圧などの膨大なリスクもあります。

先ほどの冷蔵庫に関して言うと、微細なる温度調節はもちろん、圧力調整、CO2濃度管理までされています。人間も同じことで冬は気温21℃以上、湿度45%以上がインフルエンザ等のウイルス、脳血管疾患、心疾患その他多数の健康被害が発生しにくくかつ快適な領域、夏は27~28℃、60%以下というのがカビやダニが発生しにくくかつ快適な領域と言われています。

でも、日本の住宅会社の大半が、海外では最低限の基準が無視されているのです。
日本の住宅業界は、冷蔵庫で例えるなら、中の野菜の鮮度に関してはものすごくこだわるのに、一番の基本である温度・湿度の時点で、いい加減になっています。
冷蔵庫の世界では圧力、CO2濃度にまで調整領域が発達しています。人体の健康に関してもCO2濃度の調整は空気の質という観点から非常に重要ですが、実はほとんどの住宅でないがしろにされています。

要するに日本の住宅は理想的な空気が維持出来てない状態なのです。
ヨーロッパでは冷蔵庫の性能は日本よりはるかに質素ですが、住宅の性能は日本よりはるかに上です。野菜と人間、どちらに重きを置くということではないですが、一番大事にしなければならないのは何なのか、今一度考えたいところです。

ぽえぽえくまでした。

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事務局スタッフ主婦代表

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