冬場に1度温かい家に住むと、脳神経が2歳若くなる?!

こんにちは、ぽえぽえくまです。

毎日寒いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
爆発的にコロナ感染者が増えていて、今までにない感染者数を出しています。オミクロン株の感染力が強いというのもあるかもしれませんが、一度緩んだ気は、なかなか元には戻せないのもあるかもしれませんね。

一刻も早い収束を願ってやみません。
マスク着用、手洗い、うがい、不要不急の外出を控え、感染予防に努めましょう。

冬場に1度温かい家に住むと、脳神経が2歳若くなる?!

さて、怖いのはコロナだけではありません。
冬に寒い家に住んでいると、脳を壊し、寿命を縮めるという衝撃的な事実が明らかになりました。
「40代から80代まで150人の脳画像を基に、脳の神経線維の質などを点数化すると、冬季の居間室温が低い家と比べて、5度暖かくなることで脳年齢が10歳若く保てるのです。当然認知症の発症も遅くなるでしょう。寒い家では室温の変化が激しい。それによって血管の拡張収縮が繰り返されて動脈硬化が進行しやすく、脳が早く劣化してしまうと考えられます」(慶應義塾大学理工学部の伊香賀俊治教授)

ほかにも、寒い家では高血圧症や動脈硬化を発症しやすく、夜間頻尿リスクが高まります。さらに自律神経や睡眠を乱すなどの研究報告もあるそうです。

WHO(世界保健機関)は2018年11月、冬の住宅の最低室内温度として「18度以上」を強く勧告していて、高齢者や小児はもっと温かい温度が推奨されています。
ところが国土交通省の調査では、居間では6割、寝室・脱衣所では9割もの家が18度に達していなかったとの結果が出ている。廊下・脱衣所の平均値は約12度、居間でも16度しかなかったそうです。

イギリスでは「家の寒さと死亡率の関係」を調査し「住宅の健康・安全性評価システム」として公表しています。それによると室温が16度を下回ると呼吸系疾患に影響が出て、12度以下になると血圧上昇や心血管リスクが高まるとされています。
国土交通省の調査でも、朝の居間の室温が18度未満の住宅に住む人の総コレステロール値、悪玉コレステロール値が有意に高く、また心電図表の異常所見も多くなることが明らかになっています。
では、室内を暖かくするために、暖房器具を駆使して温めればいいのではないかといえばそういう問題でもない。

なぜなら、部屋をどんなに暖めても「窓」から冷気が入ってくるから。
いや、窓を閉め切っているのに、冷気が入ってくるわけないじゃないかと思われるかもしれませんが、実際に窓際に近づいてみるとよくわかると思います。

窓から冷気が漂ってくるのは「コールドドラフト現象」と呼ばれ、窓からの冷気が部屋の内部に流れ込んでいる状態をいいます。どんなに暖房を聞かせていても足元がひんやりするなんて経験ないでしょうか?まさしくそれがそうです。
そこで、今まで何度も記事に書かせていただいている、「断熱性能」が重要となってくるわけです。
ただ、壁や床などを断熱工事するのはお金がかかるので、窓だけでも性能の良いものに変えることでかなり変わってきます。

それもかなわないのなら、プチプチタイプの断熱シートを貼ることで多少なりとも改善されます。
ほぼ無断熱の家から断熱性能の良い家に引っ越した方を対象に行った調査では、気管支喘息、のどの痛み、手足の冷え、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などが改善されたという結果も出ています。

また、居間は暖かいのに寝室が寒いと、寒さで目が覚めてしまい、寝つきを悪くしてしまいます。寝つきが悪いと睡眠時間が短くなり、翌日の作業効率も下げてしまいます。
ですので、寝る前に寝室を温めておくことが大切ですが、ここで問題になってくるのが湿度です。
乾燥を感じると中途覚醒したり、いびきもかきやすくなり、眠りの質も格段に下がってしまいます。
暖房だけでなく、加湿器も併用して室内環境を整えることが大切になってきます。

今の日本の住宅で快適な室内環境を整えるためには、かなりの電気代がかかってしまいます。

電気代が去年に比べて10%以上も上がっていることもあり、来年ももっと上がってくることを考えると、なるべく電気を使いたくはないですよね。
「高気密・高断熱」の住宅は、温度も湿度も常に快適を保ってくれますし、電気代もあまりかかりません。
快適で健康な生活を送るために、「高気密・高断熱」は必要な条件であることを考慮に入れて住宅づくり、住宅選びを考えてもらいたいです。

ぽえぽえくまでした。

みてみてオープンハウス事務局

事務局スタッフ主婦代表

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