No.04「後悔ゼロのための話し合い」~主婦目線の家づくり~

今年も私にとってイヤ~な梅雨の到来であります。

こんなジメジメした季節にはマスカットティーなんぞ飲みながらテンションを上げて執筆しましょっ!
なんて思っていたのに、つい数日前にアパートの壁塗り替え工事のお知らせが来ましてベランダに置いてある物を全て移動しなければならないという事態に……。

こちらとしては予定が乱れまくり焦っているわけでして、賃貸はこういう強制的に予定を入れられる事ってあるんですよね~。あ~あ一戸建てに住みたい!
こんな普通の主婦わたくしmilkteaが第4回目の家づくりコラムをお届けいたします。


設計スタート!

さて、前回のお話の続き、設計がスタートした訳ですが、私の“本気の落書き”(笑)を元に、細かい打ち合わせが進んでいきました。設計図の前に、例の完璧なるカラーの見取り図を仕上げるためですね。

先ずは玄関。道路沿いにするのかそれとも横向きか、様式ドアなのか引き戸にするのか。それらによって靴箱の位置や大きさも考えます。上がり框(あがりかまち)の形は?曲線にしたら美しさは増すけれどコストも増すという事なので直線で。

そしてコストを抑えるため、極力廊下を作らない工夫をしてみたので、玄関からドア一枚でリビングに入るようにしました。
今でこそ省エネ、エコ、コストダウンと、大きなうたい文句でアピールするメーカーがほとんどですが、15年、20年前はそうでもなかったんですね~。私自身もさほどそういうことを気にかけてはいませんでした。ただ、「廊下は無駄な空間」と持論を語る、一足先に新築した友人がおりまして。やっぱり実際にお家を建てた方のアドバイスはとても参考になり、有り難く実践させて頂いたというわけです。

ライフスタイルを考える

建坪が限られた中で、私の理想はキッチンからリビングまで全体を見渡せるという広い空間でした。これは当時まだ子供が小さかったこともあり、いつでも気配を感じていたくてリビング、ダイニング、和室、階段も含め、柱の無いワンフロアーにしたのです。

ここからの打ち合わせはどこにどんな家具を配置するのかを決めていきました。
家具なんてもっと後でもいいのでは…と思いませんか?私はそう思った一人です。でもやっぱり家づくりには住む人のライフスタイルがとても大切なんですね。

くつろぐ場、勉強の場、趣味の場。いろんな場面を考えてみると家具の配置が見えてきます。そうすると、自然にコンセントの位置やスポットライトの数、窓の位置に大きさなども決まってくるわけです。

ここで注意したいのが、ちょっぴり将来の事も…。子供が成長した後はとか、今の趣味はいつまで続くのかなど、急激な変化は無いにしてもやはり生活スタイルは変化していきますよね。

そういった視点から、意外と時間がかかったのが和室でした。
客間として畳の部屋は欲しい。だけど日常的にも活用したい。そこで「和」ではなくアジアン風に。そして将来この和室が私たち老夫婦の部屋になることも想定したりして、いくつもの要望をぶつけました。そうやって時間をかけ、よく話し合った結果、勿論納得のいく和室となったのです。

この時の経験から、少し先の事も見据えて、その時々対応できる間取りであるように加味する事が必要だということ、またそれが現実になるのかどうかは分からないことだからこそ、信頼できる工務店さんとの緻密な打ち合わせが大切なのだと実感しました。

とても大きな買い物ですから、後悔はしたくないですものね。
今まさに設計段階で迷いがある方は、工務店さんや設計士さんに意見をぶつけてみて下さいね。きっと良い答えが出るはずですから!

written by milktea

みてみてオープンハウス事務局

事務局スタッフ主婦代表

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